ハスラーのブレーキパッドDIY交換。便利な専用工具を使うことで安心・確実に作業できます。

トラブル・故障・劣化
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消耗の激しいハスラーのブレーキパッドを交換しました。
おおよそ5万キロ走行での交換です。実際に見てみると整備の必要性が実感できます。

前回の記事でブレーカーパッドのチェックを行いました。
速攻で部品を注文し今回の交換作業となりました。

※詳しくない方、慣れていない方は整備工場へ依頼しましょう。

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2ヶ月後の車検までにブレーキパッド交換だけでも

いきなりジャッキアップ後からの写真です。

ブレーキキャリパーにある上下の2本のボルトの内、下側のボルトを外し残った上のボルトを軸に「くるりんぱ」とキャリパーを回します。

その後でブレーキパッドを交換してブレーキオイルを確認し、元に戻せば終了ですが、そうなのですが、キャリパーの片方を持ち上げる作業でも「分解整備」に該当する行為ですので、整備士資格や認証された工場での作業が必要です。

・・・ということは、と個人の自ら所有している車の整備も違法だ!おっしゃる方も居ますが、違法であるとはありません。むしろ、自分の車は、点検して整備してしっかり維持してね!と書いてあります。

道路運送車両法
(使用者の点検及び整備の義務)

第四十七条
自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない。

でも、他者を巻き込む可能性もあり簡単だと安易に作業して良い箇所ではありません。私の場合は前職の経験も踏まえたうえで、自ら所有の自動車のみを慎重に作業しています。

・・・さて、下の写真にあるようにブレーキパッドが見えていますので交換します。
旧パットに付いている薄い金属板は、捨てずに同じように取り付けて再利用します。

飛び出たシリンダーを押し込む工具

ブレーキパッドが減っている、、ということはその分ブレーキパッドをブレーキローターに押し付けるシリンダーも飛び出ていますのでそのままでは、はまりません(狭くなってます)。シリンダーを押し戻す必要があります。

ウォーターポンププライヤーで挟んだり、スパナなどでテコの原理を使いグリグリとシリンダーを押し込む事もできますが、力を入れにくいですし、シリンダーの周りにあるゴムパッキンを傷つけてしまう可能性もあります。

そんなときには便利な専用工具を使うことで時短作業が可能です。

キャリパーとシリンダーの間に挟み込み押し広げます。万力の逆ですね。
引っ掛かりは無いか、違和感はないか、と注意しながらハンドルを回します。

シリンダーがしっかりと押し戻されればOKです。

ブレーキオイルの戻りも気にする

基本的にはブレーキオイル総量は穴が空いていない限り減らないのですが、車検時には定められたブレーキの分解点検整備を行います。その際にブレーキオイル交換も行い、総量も適量に調整されます。

・・・ということは、ブレーキパットが(合格基準の範囲内で)減っていればその分ブレーキオイル量が増えている可能性が高いです。そのまま、新品のブレーキパッドを交換し、ピストンを押し戻してしまうとブレーキオイルリザーバタンクから溢れてしまいます。

ブレーキオイルは水で分解されますので溢れたら大量の水で洗い流してあげればよいのですが、すぐ下にエンジンがあったり、発電機があったりと・・・故意に水をかけるのは避けたほうがいい場所です。

方輪ずつ様子を見ながら、綺麗な容器で吸い取って処理します。
今回の場合は使わずに保管してあったケチャップとかの調味料入れ用のソフトボトルがありましたので流用しました。

過剰分を捨てただけでブレーキオイル交換は行っていません。
今回の作業から2ヶ月後の7月に車検がありますのでその際に工場での交換整備を依頼します。依頼するも何もしっかりと交換されると思いますが。

このときにあまり多く吸い取っては駄目です。
溢れないぐらいに少しずつ吸い取ってください。パット交換後に総量を調整します。

ブレーキパッドはガチ消耗していました

上の金属の輪っかがついているパットが車輪の内側、何も付いていない下側が車輪の外側のパッドになります。外側のパットのほうが消耗していますね。

片持ちピストンタイプですので消耗に多少の差はありそうですが、ちょっと多いです。
均等に消耗させる機構のスライドピンの動きが渋い可能性もあります。両側の車輪で同じような消耗ですのでとりあえずはこのまま取り付け。ブレーキディスクパッドグリスも使います。

2ヶ月後の次回車検時の分解整備のときに固着・動きが渋い疑いがあるので要チェック願います、と伝えておきます。

大きな引きずりの感覚もありませんし、放置しなければ良いのです。
ちなみに繰り返しますが約50,000km走行時の消耗です。

ブレーキペダルが重くなるまで何回か空踏みする

ブレーキ鳴き防止のグリスを付けてパッドを装着しキャリパーも元に戻します。
これで完了ではありません。

今はピストンが完全に戻った状態。これで動き出してしまうと1発目はブレーキが効かず、スコンと抜けてしまい、止まれずにドカンです。
ブレーキペダルが重くなるまで何回か空踏みをします。

「ぐっ」と圧がかかった感触が現れるので、更に何回か踏み、ふわふわする、抜けるなどの異常がなければエンジンルームへまわり、ブレーキオイルの残量がリザーバタンクの総量指定範囲内にあることを確認します。

タイヤを元に戻します。

窓開けて、ゆっくり走行、停止テスト

異音がしないか、ブレーキが効くか、ハンドルに振動は来ないのか、しっかりと確認します。
窓も開けて、音も念入りに聞きます。

問題なければ全行程終了です。

ともひろ
ともひろ

パッド交換のみの作業です。固着のチェックなどは車検時に作業してもらいます。
減りに余裕があればパッド交換も車検時作業で良かったのですが・・・

【車両データ】
車名・グレード:スズキ ハスラー X (2014)
カラー:キャンディピンクメタリック+ホワイト2トーンルーフ
2WD / CVT / エネチャージ / レーダーブレーキサポート / MR31S

総走行距離:約51,900km
平均燃費(エアコン常に使用):17.0km/l