軽自動車で車中泊を行うと、不便なのは車内の広さ。
仕方がないのですが、マットレスで床はぴったり埋まります。小さな机を置いても良いですがマットレスクッションで不安定なので飲み物を置くには心配です。
では、もう少し快適にできないかと他のハスラーオーナーさんも行っている「ラゲッジボード」をDIYで作成してみました。
ラゲッジボードの寸法はネットにいっぱいあります
寸法(サイズ)はネットに情報がいっぱいありますが、私の設計図を一応記載しておきます。
おそらく似たような形になるはずです。
中心をカット(2分割)することで切り粉による加工誤差が出ますが、蝶番を付けるためプラスマイナスゼロってことで行きましょう的な超緩い図面。ケガキ線に沿って切断すれば良いです。
ちょっと小さめに完成すると思います。
車体側のボルトを長くするなどして対応してください。
加工しやすい木材で、安く簡単に作ります
材質はパイン集成材。軽くて安くて加工もしやすく、ホームセンターで簡単に入手できます。
流れ的には
(1)1200mm✕300mmぐらいのパイン板材を購入
(2)1140mm✕300mmになるようにカット(1回目)
(3)570mm✕300mmになるように中心線でカット(2回目)
(4)図面右側の「105・50・80」のところに印を付ける
(5)50部分の直線をカット(3回目)
(6)80部分の斜め線をカットして分離(4回目)
(7)反対側も「(4)(5)(6)」を繰り返す(合計8回カット)
(8)ヤスリがけをして完了
です。パイン材なのでのこぎりで簡単にサクサクカットできます。
折りたためるように工夫
走行中の異音防止の観点から普段からラゲッジボードを付けておく気はありませんしボードの幅によりますが後部座席をあまり立たせたくもないのです。
必要なときにだけ使いたいので単純にパタンと折りたためる方式にします。
マットレス等と同じ様にトランクに重ねて入れておきます。楽ちん。
真ん中で2分割にして裏には蝶番を取付。
ドアなどの衝撃音防止ゴムシートを隙間に貼り付け。
100円ショップで過去に購入していたものです。
貼り付けないと水平になりません。
もうちょっと良い手があるかと思いますが面倒なので考えていません(爆)
車体との固定はボルトの出っ張り
ラゲッジボードの固定には、長いボルトを使います。
飲み物、弁当、ライト、携帯・・・そんなに重いものを乗せるわけではありませんので全長30mmほどのM6ボルトを使いました。もっと短くても良いですよ。
もう少しかっこいいボルトがあったら差し替えるつもりです。
市販のボルトを差し込む、ボルトキャップなんて商品があるみたいですね。
定番のナンバープレートボルトはコチラ
はい、ぴったり。多少の誤差はボルト長で誤魔化します。
走行中は外しておきますのでカタカタしてても問題なしです。
構造上、たわみますが工夫次第で解決します
真ん中で分割していますのでたわみます。
不安定であることに違いはないので寝るときには車内に居ながらラゲッジボードを外してもいいですし、下に荷物を詰めて丈夫で安定性のある机を作っても良いです。元々、ボード下はデッドスペースですので有効活用します。大体荷物を詰めますよね。
強度が心配なら、小さなクランプを真ん中に当てて板と板を挟んでもいいですね!
フレキシブルで自由度の高い「どうにでもなる」ラゲッジボードってのは良いと思いませんか?
お手軽で使いたいときだけ使える
ほどほどのクオリティでちょっとだけ便利にしたい。でも普段の利用には影響を及ぼさないようにしたい。一枚板のラゲッジボードは多くの方が作っていますが、折りたたみ式のラゲッジボードはあまり見ません。変わり種として紹介しました。
ちなみに板は塗装したほうが良いなぁと少し思っています。
汚れ防止のためにも明るい茶色にでも塗りましょうか、、、
折りたためると、なんやかんやで自由度が増します。
強度的な問題を納得できれば、それでOKです。
【車両データ】
車名・グレード:スズキ ハスラー X (2014)
カラー:キャンディピンクメタリック+ホワイト2トーンルーフ
2WD / CVT / エネチャージ / レーダーブレーキサポート / MR31S
総走行距離:約51,800km
平均燃費(エアコン常に使用):18.5km/l