中古品のナビで安価にカスタム。2011年製のカーオーディオ Clarion NX501 でハスラーの車内環境を大改善!

DIY
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もともとハスラーには納車時にオーディオを取り付けず、納車後すぐに1DINタイプのUSB/CDプレイヤーを取り付けしていました。

そして納車から4~5年後、1DINデッキがたまにフリーズするようになりました。
再起動で治るのですがストレスを感じてきたのとCDの読み込みも不安定になってきましたのでDIYでナビゲーションに交換してしまおうと作業を行いました。

純正の6スピーカー(フロント/リア/ツイーター)仕様で他のグレードよりも豪華。でもオプションのオーディオレス仕様ですのでハンドルにナビゲーション等の操作ボタンはありません。

※KENWOODの1DINデッキに高性能アンプ JOYN SMART STATION(J001-BK)を取付けていました

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2010年ぐらいからデジタル機器はあまり進化していない説

あくまで自説なのですが、2010年~ぐらいでパソコン・カメラ・クルマなど動作の高速化・機能向上以外についてはだいたい網羅されるようになりました。
2015年製になれば一般的な使い方では必要十分な性能になっていたりもしますね。

私が持っているMacBook Airも2013年モデルですし、フルサイズミラーレスカメラSONY α7 も2013年モデルです。このハスラーも2014年。

もちろん最新は最新の良いところはありますが、ケース・バイ・ケースですし、性能と費用とのバランスもありますね。最新が最良なのは間違いないのですが。

というわけで、2010年~2015年製前後の中古ヘッドユニットを探してみました。

Clarion NX501は、AV機能が充実しているがナビはオマケ

クラリオン NXシリーズのナビゲーションは、オーディオ機能が「やけに」充実しているライトなナビゲーション。
2011年発売のNX501は海外モデルを流用したり、機能を厳選したりと低価格化を追求し当時の新品販売価格で6万円ほどだったとあります。

おおよそ10年前モデルであるNX501の中古市場価格は2020年現在では、3,000円前後。
遊ぶには丁度いい価格ですのでダメなら捨てる気持ちで「買い」です。

メーカー自体が「ライトナビゲーション」と言っているところからわかるようにナビゲーション性能は期待しては駄目。しかしAV機能を見てみると現在でも通用する機能が網羅されています。

主な機能・対応デバイスはこちら
2DIN/ワンセグ/Bluetooth/DVD/CD/MP4/AM,FM/MP3/WMA/USBメモリー/iPod,iPhone/リアカメラ/リアモニター/タッチパネル/ワイド6.2型VGA/SDナビ

ひととおりの全部入りです。
MicroSDスロットがありますが、地図データ専用です。

Clarion NX501の良いところ

中古で3,000円代とかなり安い。購入した中古品では専用リモコンは欠品でした。
タッチパネル対応ワイド6.2型VGA液晶が綺麗。

多彩な対応メディア、外部デバイスの接続が可能なこと。
Bluetooth接続によるハンズフリー通話・オーディオファイルの再生、USBメモリー接続によるMP3(音楽ファイル)・MP4(動画ファイル)の再生、ワンセグ、AUX接続、イコライザー(EQ)調整機能。

全部入りのトータルオーディオユニット。拡張性が抜群。
無駄にいろいろと繋げてみたくなる。
AUX(3.5ミリ)入力端子があるので同乗者の携帯オーディオプレーヤーやら何でも簡単接続。あとカーナビゲーションも付いてる。

中古で3,000円とかなり安いので不満点がすべて消し飛ぶ(納得できる)

Clarion NX501の悪いところ

タッチパネルの反応を含めた全体的な動作がトロい(遅い)。
ほとんどの操作をタッチパネルでやらそうとする暴挙。反応精度が良くないし・・・
USBメモリーがエンジン始動時にたまに読み込まない。(刺し直せば解決する)

ナビゲーション機能の自車測位はGPSのみジャイロ無しですので、立体交差やトンネル高架下での走行では「お話にならないレベル」の精度。
駐停車後では自車方位を見失いトンネル内では自車矢印が止まります。

地図も更新停止していますので道路情報が古いです。高速道路地図は新東名や新JCTなど大きな変化がありますので、使うと道に迷いますが地方への旅行では道が変わることも少ないため活用できます。渋滞情報VICSも非対応。

無理やり拡張した感がプンプンするワンセグの感度も悪いです。
とりあえず見えますが、その程度。

DVD/CDも振動で音飛びしやすいのが難点。
HDMI入力は無し。

使用状況はこうだ

最新機種と比べるとDVD/CD再生時の振動対策が弱かったり楽曲の本体への録音機能などはありませんが、USBメモリーで聴けば音飛びもなくOK。
DVDは動画ファイル(360p MP4)に変換してUSBメモリーで観る。
自宅のPCで編集し車内ではUSBメモリーですべてを済ます、そういった割り切った使い方。

再生しっぱなしで目的地まで行くことのほうが多いので動作・タッチパネル反応などのレスポンスの悪さも慣れたり、気にならなくなる。

現状はバックカメラも追加していますのでやりたいことは全てできています。
ナビゲーションの問題点も今の事態はスマホナビ(Yahoo!カーナビ・Google マップのナビ機能)の性能が高いのでそちらを使っています。
逆に分けることで音楽を聞きながらのナビゲーション中でも案内の音声がフェードイン・フェードアウトしませんのでストレスを感じることもありません。
またスマホですので家に居ながら目的地の設定も可能です(当たり前)

Blu-ray Discが再生できなくても、フルセグでTVが見えなくてもちょっとタッチパネルの精度と動作が悪くてもいいじゃないかと。
3,000円なら壊れるまで使ってしまえと思える低価格。

ただ、中古品ですので使用状況がわからず新品時だったらもっと印象が良いのかもしれません。そういった「買ってみなければわからない」リスクもあります。

古いナビ+スマホでOK

写真の右上のルーバーにある黒色の四角い板は、スマホを磁力で固定するホルダー。
機能の不足点はスマホナビで補完します。これで良いのです。

AV機能が充実することで長距離(名古屋←→兵庫)移動も退屈しなくなりました。
自分なりに部品を選んでカスタムできるのがとても楽しいですね。

中古3,000円のナビゲージョン・イズ・ゴッド

【車両データ】
車名・グレード:スズキ ハスラー X (2014)
カラー:キャンディピンクメタリック+ホワイト2トーンルーフ
2WD / CVT / エネチャージ / レーダーブレーキサポート / MR31S

平均燃費(エアコン常に使用):18.5km/l